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研究者と事業部の距離感が近いことが魅力

 Senior Researcher

中前 和恭

2020年4月入社

PtBio立ち上げメンバーとして参画。

研究開発部に所属し、主任研究員として勤務。またクロスアポイントメント制度を活用して広島大学とプラチナバイオの共同研究講座助教としても勤務する。主任研究員としてはゲノム編集やゲノム解析に関わるドライ解析業務やシステム開発、共同研究講座助教としては解析パイプライン・ソフトウェア開発研究を行っている。

人のために役立つ仕事がしたい

​病気を抱える親族がいて、「将来は研究者になって人のために役に立ち、社会に影響を与えたい」と思っていました。
広島大学 理学部生物科学科を卒業し、山本卓研究室にて理学研究科修士・博士課程をトータル4年で卒業しました。在学中は主に「ゲノム編集の基礎技術開発やゲノム編集のための解析ソフトウェアの構築」に関しての研究を行っていました。がん細胞を含めたヒトの培養細胞に対して、ゲノム編集ツールをデザインして試験管上でゲノムの改変を実施していました。生物の設計図ともいうべきゲノムに対して改変を加えるゲノム編集技術は病気の治療や品種改良などで社会に大きな影響を与えるだろうと確信をもっており、実際に2020年にゲノム編集ツールの一種であるCRISPR-Cas9の発明がノーベル賞化学賞に選ばれたときも特に驚きはなく、社会に受け入れられたことを嬉しく思っていました。また、私は学生の頃からプログラミングが好きだったのでそのスキルを研究にも生かしてみようとゲノム編集に関連する設計・解析ソフトウェアの開発を提案し、指導教員の先生の温かくも熱意あるご指導もあり、ゲノム編集用ソフトウェア『PITCh designer』、『MaChIAto』に関する研究で博士号を取得することができました。 

​日本ゲノム編集学会 第8回大会にて優秀ポスター賞授賞

ベンチャー立ち上げメンバーとして参画

博士課程の時に、JST産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(OPERA)に参加し、そこで現、PtBioのCEOの奥原さんと出会いました。当時、博士号取得後はアメリカの大学へポスドクとして留学することも考えていましたが、ご縁がありPtBioへの立ち上げメンバーと入社しました。より社会と結びつきが強い現場でゲノム編集やバイオDXの研究開発に携われるPtBioの業務内容に興味があったことはもちろんですが、OPERAプログラムの時にご一緒した、奥原さんの熱い仕事ぶりに感銘を受けていたことも大きな決め手でした。

​​2021年 JVA授賞式 奥原CEOと共に

大企業にはない魅力

立ち上げメンバーとして入社をしたので、ある程度の大変さは覚悟して入りました。そのため、ギャップを感じることはなく、逆に楽しみを感じながらのスタートでした。

CEOの奥原さんとは、「どのような会社にしていきたいか?」という理想を多く話し合った記憶があります。自分が入社当時から伝えていた主張は「現場の研究者目線でアリかナシか?」ということで、そのような意見にも耳を傾けて頂いていました。入社して4年目を迎えた今も社風として風通しのよさを感じています。会社の規模は年々大きくなってはいますが、空気感は変わらず、居心地よく仕事ができています。

研究者と事業部の距離感が非常に近いことが魅力であり、新事業を行う際には、共に進めていく、意見を出し合って、同じ方向を向いていく体制ができています。
そこが大企業にはない魅力だと感じています。自分の意見や見解を反映させた事業に取り組めること、そこにやりがいを感じています。

​私の1日

10:00 業務開始

メール・チャットの確認 夜型なので出勤は9-10時にすることが多いです。

11:00 ​ドライ解析

シーケンスデータの解析等 処理時間がかかる作業は午前中に優先しています。

12:00 ​休憩

​昼食 車でコンビニとか近場のフードコートに行きます。

13:00 会議

顧客とのプロジェクト相談 会議は必要に応じて行います。メールやチャットだけでやりとりすることも多いです。

14:00 社内コミュニケーション

プロジェクトの相談/資料整理・説明 チームプレイで仕事をする体制なので、従業員や役員と連携して仕事します。

16:00 ドライ解析・開発

シーケンスデータの解析、コーディング  夕方以降のほうがコーディングがはかどるので好きです。

17:00 業務連絡

同僚からの業務報告の確認や連絡、共有資料の添削等・コードレビュー等 私用があるときは17:30以降は退勤、あるいは一旦外出することもあります。 

18:00 ドライ解析・開発

シーケンスデータの解析、コーディング

19:00 業務終了

出勤時間を鑑みて退勤時間を自主的に決めています。

PtBioの勤務日

​新しい技術で不可能を可能にする

今後の大きな目標は、バイオDX・ゲノム編集を社会に広めていき、「みなさんのお役に立ちたい!」ということです。

そのためには、まだあまり開拓されていない生物あるいは品種をゲノム情報として扱っていく術を広げていく必要があります。
上手に扱うことで、「ゲノム情報を使ってこんなことができるんだよ」ということを、全国いろいろなところに周知して、その種を撒いていきたいと思っています。
その結果として研究や新しい技術によって、現代社会の中で不可能だと思われていたこと、諦めなきゃいけないとされていたことを、少しでも減らしていければと思っています。

​ライフステージに合わせた働き方が可能

給与などの報酬体制は、この業界では良い方だと思います。研究者にとって、一番ありがたいのが、「任期がない事」です。
これは、研究を続ける上で安心して取り組むことができます。また、腰を据えて他の従業員の方と関係性を築きながら働く事ができるので、社内でのチーム作りの観点からも非常にありがたいです。
就業環境は、自分の在籍しているバイオDXは全国どこからでも働くことのできる環境です。また、裁量労働制なので、時間に縛られるよりも、成果を大切にしてもらっていると感じています。
個々がプライベートのライフステージに合わせた働き方ができていると思います。

入社を検討している方へ

アカデミアで研究されている方の中には、自分の研究が実際どのように社会と繋がっているか、実感が持てない方も多くいらっしゃるかと思います。PtBioでは、自分の研究が社会に伝わっていることを体験できる企業です。
また、既に企業で働かれている方の中には、組織が大きいが故にプロジェクトの全体像が見えにくいことがあるかと思います。そのような中でご自身の社会に対する貢献を実感するのが難しいということもあるのではないかと思います。その点、PtBioは、プロジェクトの全般に関わることができ、社会への実装を見届けられる企業です。是非、PtBioにきて一緒に働きましょう!

​私の1日

8:00 業務開始

メール・チャットの確認 

9:00 ​研究

解析パイプライン・ソフトウェア開発 論文・発表資料作成

11:00 ​事務

事務書類等の処理をします。

12:00 休憩 

​昼食 

13:00 研究室セミナー

14:00 コミュニケーション

​研究室内の研究者や学生との意見交換・情報共有

15:00 研究

解析パイプライン・ソフトウェア開発 論文・発表資料作成

17:00 業務終了

テキストベースで作業記録を簡単に報告します。

クロスアポイントメントによる大学勤務日

18:00 フリー

忙しい時はカフェ等で大学の論文書いてたりします。

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